コラム
-
「離乳期早期の鶏卵接種は鶏卵アレルギー発症を予防する」
2016年12月9日
国立成育医療研究センターが12月9日、「離乳期早期の鶏卵接種は鶏卵アレルギー発症を予防する」との研究結果を発表しました。 同研究成果は、生後6カ月より固ゆで卵を少量ずつ摂取させることにより、 鶏卵アレルギーを8割予防できることを、ランダム化比較試験で実証しています。 過去の海外の疫学調査で、乳児期からピーナッツを食べさせる習慣のある地域(イスラエル)の方が、 離乳期にピーナッツを食べさせない地域(英米)に比べ、ピーナッツアレルギーが少ないことが分かっていました。 今回の結果も踏まえ、アレルギーの原因となる食物は早く食べ始めた方がいいという考え方が進み、 離乳食の進め方が変わり、また新たな予防法につながる可能性があるかもしれないので注目です。